【プロキオンS】ドゥラエレーデ結果出す
公開日:2025年1月21日 14:00 更新日:2025年1月21日 14:00
前走③着は大きな収穫
ひと皮むけたドゥラエレーデに注目だ。
GⅠチャンピオンズCの走りには驚かされた。この馬の身上といえば、好位追走から持久力を生かした先行押し切り。逆に言えば、馬群での競馬や瞬発力を求められる展開では分が悪い。
それが前走はどうだ。道中は13番手のインでびっしりと馬群にモマれ、勝負どころは自分のタイミングで動けず。つまり、本来であれば“ない”競馬だった。ところが直線では最内から猛然と脚を伸ばし、ゴール前では③着に浮上。ひるむことなくレースを運び、なおかつメンバー3位の上がり3F36秒4をマークと、新しい一面を見せた内容だった。
この一変ぶりには管理する池添学師も「ジョッキーが過去のレース映像を見たようで、“内枠に前へ行く馬がいるのでその後ろで競馬をしたい”と。それにしても、こんな形の競馬ができるんですね」と驚きの表情。レース運びに幅が出たのは大きな収穫であり、あらためてポテンシャルの高さを示した一戦となった。
ひと皮むけて挑む5歳シーズン初戦。12月25日に短期放牧から帰厩し、ここまで順調に乗り込まれてきた。1週前のCウッド追いでは初めてコンビを組む川田を背に6F82秒1―37秒0、1F11秒9をマークと好調をアピール。
見届けた指揮官は「ここ目標に仕上げてきました。相変わらずパワーが凄いですね。3、4角でやや力んでいましたが、道中は総じて折り合っているように見えました。当該週は坂路でサッとやって仕上がると思います」と、狂いなしの口ぶりだ。
世界レベルの猛者が相手だった前走に対し、GⅡ戦と相手関係が大幅に楽になる。今後はドバイ遠征が視野に入っているだけに、ここはきっちりと結果を出したい。