ダイエットで走り始めて今年で15年目だが、昨年は夏前からあまり走れなかった。観測史上最も暑かった猛暑で走るのを控えたのに続き、あれやこれやと仕事が重なったため、怠け癖がついた。
「通勤で歩いたり、電動チャリに乗ったりしているから運動していないわけじゃないからまあいいか」と都合よく考えたのもよくなかった。
少しずつ体重が増え、シャツがきつくなってきた。着られないわけではないが、鏡に映った体は明らかにパッツン、パッツン。久しぶりに体重計に乗ると、5キロほど増えていた。そういえば、週1で通う加圧トレーニングのメニューも、ほとんど同じ内容ながら、きつく感じるようになっていたから、歩きやチャリの運動は、ほとんど効果がなかったのだろう。
さすがにヤバさを感じて、この正月休みにランニングを再開。8キロほど走ったら、心臓は大丈夫でも、脚が上がらない。筋力ダウンが著しい。それでも何とか走り終え、翌日も同じ距離を走ったら、3日目の朝、ひどい筋肉痛に襲われた。太ももの前と後ろがとにかく痛い。結局、痛みが抜けるまで3日もかかった。あー、情けない。
半年ほどの休養明けにいきなり連チャンしたのがよくなかったとはいえ、もう一度、鍛え直さなくては。今年は、きちんと“追い切り”を重ねていこう。老化にあらがうことを痛感した一方、電動チャリは運動にならないことも強く実感した。通勤で電動チャリを使うにしても、それでヨシとはせず、ランニングは不可欠だった。
さて、3日間競馬の今週は中日のGⅢフェアリーSで勝負する。例年、1勝馬が多く、今年も1勝馬22頭がエントリー。賞金400万円の馬にとって、抽選突破が第1条件になり、今年も9頭がふるい落とされる激戦だったが、「ゲートインさえかなえば勝負になる」と見込んでいたのがエリカエクスプレスで、この馬が本命だ。
デビュー戦はスピードの違いでハナに立つと、外からレイチェルバローズにびっしりマークされる厳しい展開。それでも行きたがるそぶりはまったく見せず、折り合いピタリ。残り2F手前で鞍上ルメールが肩ムチを入れてゴーサインをかけると、後続を引き付けつつじわじわと引き離して、残り1Fからギアチェンジして追い出すと、最後は流して②着馬を2馬身半振り切っている。ノーステッキでこの勝ちっぷりは、奥の深さを感じさせる。
陣営によれば、当時はそこまでネジを巻いていなかったというから、恐らく七分程度。それを踏まえてこの中間は、1週前にウッドで古馬を1秒以上追いかけて直線で内を突くと、1F11秒2でフィニッシュ。大きく追走していただけに、1馬身ほどの遅れは気にしなくていい。むしろ7F97秒4―5F65秒3とハードな追い切りを消化してグンと調子を上げていることを評価すべきだろう。その証拠に今週の坂路追いは、引っ張り切りで4F55秒7―1F12秒5だ。この操縦性なら、控えても競馬ができるはずだ。2連勝で重賞も突破する。
馬単でいきたいところだが、まずは初当たり。万全を期して、馬連でいく。◎から○▲注に各2000円、△4点に各1000円。
個人的に戸崎は、中山マイルや二千五など、トリッキーなコースで信頼性が高いとみている。戸崎、頼んだぞ!
◎エリカエクスプレス
○ホウオウガイア
▲モルティフレーバー
注ジャルディニエ
△ティラトーレ
△ミーントゥビー
△レイユール
△ルージュミレネール
【馬連】
軸)⑫
相手)③⑦⑨ 各2000円
⑥⑧⑩⑬ 各1000円