【京都金杯】去勢明け初戦で好結果 8歳馬サクラトゥジュールまだまだやれる
公開日:2025年1月6日 14:00 更新日:2025年1月6日 14:00
今年の重賞はヨーロッパが買い!?
今年は中京を舞台にして行われた京都金杯。制したのは8歳馬のサクラトゥジュールだった。
「昨年に勝った時と同じプランで」
レース後にインタビューで話したのは今回が自身2回目となる短期免許での来日となった鞍上のキング。初めて短期免許を取得して参戦した昨年は、2月の東京新聞杯をサクラトゥジュールで勝利していた。
その経験値が言葉通りに生きた。
実際に当時と舞台は違っても左回りのマイル戦で、レース内容自体も酷似。道中はインで押さえ込んで脚をためるだけためた。それが結果的に直線で生きた。一瞬、前が壁になるシーンもあったが、スペースができるとスムーズにピッチアップし、②着ウォーターリヒトの猛追を首差しのいだところがゴールだった。
8歳でも実に力強い走り。思えば前走の関屋記念で⑬着の大敗後、7歳にして陣営は去勢手術を決断。「8歳でもいい意味で気合が入っていました」とキングが言うように、その効果ありといったところか。フロックではなく、まだまだやれるかもとイメージさせる重賞Vだった。
それにしても東西金杯が終わってみれば、今年は“ヨーロッパ”に注目すべきかもしれない。
中山金杯は“6”歳世代が勝利。そして“4”歳世代は昨年でいえば有馬記念をレガレイラが勝利すれば、世界を相手に真っ向勝負を繰り広げてきたフォーエバーヤングもそうだ。
そしてサクラトゥジュールの現“8”歳はあのコントレイル、デアリングタクトの3冠世代。他にもウシュバテソーロ、パンサラッサ、ウインマリリンなど、海外活躍馬多数の強かった世代で、まだ現役馬もいる。
今年の重賞は、馬券に悩んだら強い“ヨーロッパ”世代で一考するのも手かもしれない。