暮れの有馬記念を制したのが当時3歳のレガレイラ。世代レベルの高さをあらためて示す形になった。東西金杯も狙いは明け4歳馬――。
【中山11R・中山金杯】 コース巧者クリスマスパレードを狙う。
これまでの3勝はすべて中山でのもの。今回と同じ二千メートルで新馬勝ちを決めると、続く水仙賞では牡馬相手に完勝した。
さらに、圧巻だったのが昨秋の紫苑Sだ。前後半5F58秒8―57秒8で1分56秒6のレコード決着。ラスト半マイルは11秒9―11秒6―11秒4―11秒0とゴールに向かって速くなっていくラップ。それを2番手から押し切ったからスピードの持続力はかなり。
舞台こそ違えど、二千メートルでは前走の秋華賞でも前半5F57秒1のハイペースを2番手で追走。差し、追い込み勢の決着の中、0秒5差2番手に粘ったから大したもの。
芝での5戦は全て2、3番手から運ぶセンスの良さ。このあたりも中山での良績につながっている。力強く抜け出して重賞2勝目を飾る。
【中京11R・京都金杯】 ◎ウォーターリヒトは昨年、シンザン記念③着、きさらぎ賞②着と連続好走。休みなく使い続けての春GⅠではガス欠した感じだったが、リフレッシュ後の昨秋で2連勝と力を示した。
もとより重賞通用の能力は証明済み。末脚の破壊力はここでも上位だ。
B型の虎党。父が元専門紙の記者だったこともあり、競馬場デビューはベビーカーに乗っていた頃。本棚に競馬四季報が並ぶ恵まれた家庭環境で育った。アルバイトを経て2000年に入社。03年夏から美浦トレセンに通い始め、担当は堀、相沢、鈴木伸厩舎など。
予想の基本スタンスは“いかに儲けるか”。当たり馬券を手にするために、取材で得た情報だけでなく、データ、馬場、展開、血統とありとあらゆる手段を駆使。人気馬のアラ探しより、一点突破の強力な武器を持つ伏兵を見つけることに血道を上げている。
レース部きってのギャンブル好きで、オート、競輪、競艇と見境なく手を出して勝負勘を養っている。ポーカーは海外の大会で入賞経験もある腕前だ。趣味は祭り、プロ野球、相撲、アメフト観戦など多岐にわたる。ゴルフは典型的な下手の横好き。