【ホープフルS】クロワデュノール連勝伸ばす

公開日:2024年12月24日 14:00 更新日:2024年12月24日 14:00

不安があった前走でもV

 クロワデュノールがGⅠ奪取に挑む。

 今年6月のデビュー戦は千八=1分46秒7と優秀な時計で快勝。ひと夏を越して、秋はのちのGⅠホースを数多く輩出している東京スポーツ杯2歳Sに臨んだ。

 初戦同様に道中は手応え良く、好位を追走。そのまま4角を回り、直線でゴーサインが出ると、力強く脚を伸ばした。逃げ込みを図ったサトノシャイニングに馬体を併せ、4分の3馬身差でねじ伏せてフィニッシュだ。

 斉藤崇師は「この前は体が使い切れてなくて、正直、不安があったんですよ。それでもしっかり勝ってくれた。一安心でした」と話す。

 実際、当時のコメントも「ポテンシャルの高さでどこまで」と、あくまでも慎重だった。それでのVだから驚く。

 その反動もなく、今回は上昇モード。2週前、先週と続けて北村友が手綱を取ってCウッドの併せ馬。先週の3頭併せでは2頭を先行させて、最後はビシッと追われて、6F85秒6―36秒4、1F11秒4で最先着を果たした。

「ミニ放牧を挟みましたが、使った分、しっかりした感じですね。いい調整ができて、上向いてます。1週前も自分からハミを取り、体も動けていました」

 ここ2走はともに東京千八だった。今回は来春の皐月賞と同じ中山二千に舞台が替わる。

「前走を見ても、スタートが良くて、いい位置を取ることができる。そこで掛からない。競馬が上手です。小回りの中山でも、同じように走れればいいですね」

 無傷の3連勝で来年のさらなる飛躍へ。期待が大きく膨らむ。

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