【阪神ジュベナイルF】コートアリシアン急成長でGⅠ取り
公開日:2024年12月5日 14:00 更新日:2024年12月6日 10:58
今年も新潟2歳Sからロングシュートだ
じっくりと間隔をあけてビッグタイトルを狙っているのが、コートアリシアンだ。
6月8日に東京で行われた新馬戦を上がり3F33秒3で5馬身千切って圧勝。返す刀で挑んだ新潟2歳Sは半馬身差②着に敗れたものの、いったんは先頭に立って素質の片鱗を見せた。
その後は「成長を促すため」(伊藤大師)に放牧へ。その期待通り、心身ともに成長して美浦へ戻ってきた。
特に進境が見られたのが精神面だ。新潟2歳Sでは掛かり気味になったように幼さが目立っていた。それがウッドでの1週前追い切りは初コンビの戸崎を背に、先行馬を追い掛ける形でもテンから冷静な走り。直線で内に入れて体を併せてからもハミを取り過ぎることはなく5F65秒4―36秒9、1F11秒3をマークした。今週も再び戸崎がコンタクトを取って5F67秒8―37秒3、1F11秒3。ゆっくり入っても力むことなく、しまいを伸ばす理想的な内容を消化できた。
これには師も「圭太(戸崎騎手)が〝確認したいことがある〟と言うので、今週も乗せたよ。うん、クリアできたみたい。これで自信を持って臨んでくれると思う」と目を細める。
新潟2歳Sからの直行は昨年の勝ち馬アスコリピチェーノと同じ。今年もロングシュートを決める可能性は大いに秘めている。