【阪神ジュベナイルF】ブラウンラチェット文句なしのA評価

公開日:2024年12月4日 14:00 更新日:2024年12月4日 14:00

推進力が抜群

 アルテミスSを快勝後は短期放牧でリフレッシュ。11月26日に帰厩した。

「ちょっと疲れは出たけど、牧場で回復させながら乗り込んでもらった」とは手塚師で、28日の1週前追いはウッドで5F65秒3―37秒1、1F11秒4の好時計をマーク。大きく離れた前の3頭併せを軽快な走りで追い掛けて、直線で軽くうながされると鋭く加速。可動域の大きなフットワークで楽に前3頭に追いついてみせた。

 1週前の時点でこれだけ動ければ、体調は前走以上の見立てでいい。京都までの輸送を加味すれば、直前は静かな調整で十分だ。1日の坂路4F57秒9―13秒7を挟んだけさの最終追いはウッドで6F83秒6―38秒0、1F11秒6。3馬身ほど追走から直線は内に潜り込むと、馬なりで併入に持ち込んだ。

 全体時計は地味だが、道中の折り合いは良く、しまいも自ら加速して持ったままで抜群の推進力だ。「運動神経がいい」と言う指揮官のコメント通り、ラスト1Fからの加速力は先週同様で素晴らしい。馬体はフックラ見せており、毛ヅヤも上々。文句なしの〝A〟評価を与えていい。

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