昨秋のジャパンCや先日の天皇賞に出走したリバティアイランドがいないのは当然としても、昨年の勝ち馬ブレイディヴェーグはマイルCS、スターズオンアース、チェルヴィニアはジャパンCへ。マスクトディーヴァは故障のため引退した。
ちょっと「牝馬ナンバーワン決定戦」にしてはさびしい顔ぶれ。となれば、この馬に◎を打つのは自然な流れだろう。
【京都11R・エリザベス女王杯】 ◎は3歳馬レガレイラだ。
2歳時には牡馬相手にGⅠホープフルS勝ち。今年は皐月賞、ダービーと差し脚不発に終わったものの、ともに上がり最速をマーク。能力の片りんは十分に見せていた。
初めて牝馬限定戦に出走したローズSでも⑤着と取りこぼしたが、ゲートの出が悪かったし、体調面でもまだ一息だったよう。この敗戦はオミットして考えたい。
父は昨年、新種牡馬として華麗なデビューを飾り話題を集めたスワーヴリチャード。2歳戦から走り、3歳になっても期待されたが、思ったような結果が出なかった。
現3歳は6、7月にそれぞれ1勝止まり。意外に早く咲いて伸び悩むタイプのようにも思えた。
しかし、思い出せばその父ハーツクライにもそんな面があったではないか。あれだけGⅠでも走っているのに、3歳秋の勝ち鞍はナシ。伸び悩む時期を経て、再度ブレークするのだ。
スワーヴリチャードは父と時季は違えど、同じ傾向がありそう。現3歳は10月に6勝をマーク。アーバンシックは菊花賞を制している。
となれば、代表産駒のもう一頭レガレイラも。秋華賞を回避して、ここを勝った昨年のブレイディヴェーグの再現だ。
月~金は麻雀、土日はウインズだった学生生活を経て、入社後は編集一筋25年超。2015年春は何と9週連続重賞的中の快記録も達成し、2016年は春東京でGⅠ4連勝も。馬場の傾向、ラップの分析に定評がある。毎週、目黒貴子さんとその週の重賞解説の動画も公開中。