JBC競走のの結果がレガレイラを後押し!? とにかく強い今年の3歳世代

公開日:2024年11月7日 14:00 更新日:2024年11月7日 14:00

 エリザベス女王杯は芝における牝馬ナンバーワン決定戦。一方、先日、佐賀で行われたダートのナンバーワンを決めるJBCレディスクラシックは、3歳馬アンモシエラが逃げ切りを決めた。

 続くJBCスプリントでは3歳馬で1番人気のチカッパが鼻差の②着。JBCクラシックは3歳馬の出走がなかったが、3競走で1勝②着1回という立派な成績を収めている。

 01年から行われているJBC競走。当時はクラシックとスプリントの2競走で始まり、レディスクラシックは11年から。24回の歴史の中で、3歳馬が連対したのはそんなに多くない。

◇02年クラシック
 アドマイヤドン  ①

◇04年クラシック
 アジュディミツオー②

◇07年クラシック
 フリオーソ    ②

◇08年クラシック
 サクセスブロッケン②
 〃スプリント
 スマートファルコン②

◇09年スプリント
 スーニ      ①

◇15年Lクラシック
 ホワイトフーガ  ①

◇18年クラシック
 オメガパフューム ②

◇22年Lクラシック
 ヴァレーデラルナ ①
 グランブリッジ  ②
 〃クラシック
 クラウンプライド ②

 勝ったのは4頭、②着は7回。同一年に連対馬が複数出たのは08年、22年しかない。今年の成績は22年に次ぐものだ。

 3歳馬はJRAのみやこSをサンライズジパングが勝利。世代の大将格であるフォーエバーヤングが海外に遠征しているにもかかわらず、これだけの成績を残すのは立派というしかない。

 今年はすでに古馬相手に重賞を6勝。北九州記念=ピューロマジック、クイーンS=コガネノソラ、京成杯AH=アスコリピチェーノ、毎日王冠=シックスペンス、スワンS=ダノンマッキンリー、みやこS=サンライズジパングがそう。

 ちなみに、今年の3歳世代は古馬混合のJRA重賞で〈6 2 1 20〉、勝率・207。昨年の3歳(現4歳世代)は6月から12月で〈6 3 3 50〉、勝率・097だから、近年では最強のレベルだ。

 今年のエ女王杯はレース史上初めて、秋華賞組がゼロという異常事態。3歳馬の出走はレガレイラ1頭のみである。

 とはいえ、その唯一の馬は牡馬相手にGⅠホープフルS勝ち。先週のJBC競走の結果などは、レガレイラの勝利を後押しするもの!? いずれにしても、今年の3歳馬は重賞で迷わず軸にした方がよさそうだ。

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