【アルゼンチン共和国杯】セレシオンいよいよ開花
公開日:2024年10月29日 14:00 更新日:2024年11月1日 11:18
友道厩舎が今週も決める
今週も友道厩舎から目が離せない。アルゼンチン共和国杯にはセレシオンを送り込む。
晩成ハーツクライ産駒らしく、5歳シーズンを迎えていよいよ本格化の兆しを見せている。
今春の弥彦Sで3勝クラスを勝ち上がると、オープン初戦の関越Sではレコード決着を0秒1差③着と健闘。そして強烈だったのが、前走のGⅢ新潟記念だ。
ゲートで立ち遅れて、道中は11頭立ての9番手から。レースの前半5Fは58秒9と流れず、当時の馬場を考えると“ノーチャンス”の位置取りだった。さらに直線では、スピードに乗りかけたところで手綱を緩めるロスもあり、かなり苦しい展開に。
それでも再度、追い出されると、馬群の間をしぶとく割って猛追。鼻面を揃えたところがゴールだった。マークした上がりはメンバー唯一となる3F32秒台。負けたとはいえ、強い内容だった。
これで3戦連続で上がり3Fは最速。それも33秒4、33秒1、32秒8とクラスが上がるにつれて鋭さを増しているのだ。ここに本格化を感じる。
その後は放牧でリフレッシュ。タイトル奪取に向けて10月2日に帰厩した。中間は坂路とコースを併用して順調に乗り込まれ、1週前にはCウッドで6F81秒8―36秒7、1F11秒4の好時計だ。
「仕上がりは順調です。最近は精神的に落ち着きが出て、集中して走れるようになりました。前走の内容からすれば、もっと距離は延びていい。重賞に手が届くところまで来ていますから、楽しみですよ」(友道師)
先々週はジュンブロッサムで富士S、先週はドウデュースで天皇賞・秋を。今週も期待が膨らむ。