【天皇賞・秋】皐月賞馬が復活の気配 ソールオリエンス再び飛んでくる

公開日:2024年10月24日 14:00 更新日:2024年10月24日 14:00

 ソールオリエンスを要チェック。

 前走は春の総決算、宝塚記念。ここで久しぶりに〝らしさ〟を見せた。

 6枠9番から向正面までは中団で進めた。途中で後方の馬が動いた時も無理をせず、勝負どころでは後方2番手に。直線を向くと、外に持ち出して追い出しを開始する。

 そこから力強く脚を伸ばした。大外強襲のブローザホーンには及ばなかったが、ベラジオオペラ、プラダリアをゴール寸前に首、首差でとらえて②着を確保だ。

 昨年の暮れから今年の春にかけてはしばらく不振が続いていた。

 新馬、京成杯と連勝して臨んだ皐月賞でGⅠウイナーに輝き、ダービーでは首差②着。秋にもセントライト記念②着、菊花賞③着と上位争いを演じて、世代のトップクラスと目されていた。それが、有馬記念で⑧着と初めて圏外に沈み、今年も中山記念④着、大阪杯⑦着……。この嫌な流れを断ち切るかのような走りである。

 夏場は放牧でリフレッシュ。9月27日に戻り、すこぶる順調に乗り込まれてきた。

 ウッドで週2本の追い切りを消化し、先週木曜は横山武が手綱を取り、5F67秒0―36秒9、1F10秒9で4馬身先着。今週水曜は6F81秒9―37秒1、1F11秒3で軽快に駆け抜けている。

「いい意味で宝塚記念と変わらないよ。前走はラストでいい脚を使った。ジッとためる形がいいんでしょう。今回も後ろからだろうし、展開が向けばいいね。人気も手頃。ジョッキーも気楽に乗れるんじゃないかな」(手塚師)

 宝塚記念は7番人気だった。今回もリバティアイランド、ドウデュース、レーベンスティールらが上位人気を形成して、妙味はたっぷり。再度の激走を警戒したい。

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