【菊花賞】ダノンデサイル2冠制覇へ
公開日:2024年10月15日 14:00 更新日:2024年10月15日 14:00
先週の牝馬に続いて、今週は牡馬の3冠目。秋競馬がどんどん盛り上がる。まず注目はダービー馬ダノンデサイルだ。
今年の1月に京成杯を差し切り、重賞ウイナーに輝いた。その後は放牧に出され、ぶっつけで皐月賞に臨んだ。ゲートイン直前までいったが、ツメの痛みで、出走を取りやめることに。
この陣営の判断が大正解だった。仕切り直しの頂上決戦、ダービーでアッと言わせる。
スタートを決めて、道中は手応え良く好位の内を追走。そのまま4角を回り、直線で追い出されると最内から力強く伸びた。残り300メートルあたりで先頭に躍り出ると、皐月賞馬ジャスティンミラノに2馬身差をつけてゴールイン。横山典は最年長、安田翔師は最年少でのダービー制覇だった。
夏場は山元トレセンに放牧へ。間隔があいていてもしっかり走れること、今年の神戸新聞杯が中京二千二百で行われることを考慮し、菊花賞に直行を選択した。
9月10日に戻り、順調に乗り込まれている。2週前の金曜にCウッドで長めからの追い切りを消化。そして、先週木曜にも横山典が手綱を取り、6F78秒1―35秒8、1F11秒4の自己ベストで先着だ。
「上手に夏場を過ごせて、530キロ台半ばで戻ってきました。体高が伸びたうえで骨格に見合った筋肉のボリューム感が出ています。1週前はしっかりと負荷を。ここまで予定通りにこれています」(安田翔師)
9番人気のダービーとは違い、今回は主役として迎える。堂々と期待に応えたい。