【秋華賞】クイーンSで古馬撃破 コガネノソラ人気馬に待った

公開日:2024年10月10日 14:00 更新日:2024年10月11日 11:11

 コガネノソラの一発に警戒したい。

 2歳時は③②④①着と4戦目に初勝利。その後、体調が整わず半年間の休養となったが、今年の春には1勝クラス、スイートピーSと連勝を決めた。とりわけ後者の勝ちタイム1分45秒6は91年に創設されたレースのレコードを0秒6更新する優秀なものだった。

 勢いに乗って挑戦したオークスは初めての距離、強敵相手で⑫着に敗れてしまった。しかし、それが尾を引くことはなく、古馬相手の夏のクイーンSで即、巻き返す。

 7枠12番から中団を追走。勝負どころでは外を回って追い上げ態勢に入り、直線では鞍上のアクションに応えて力強く伸びた。ゴール手前で先頭に立ち、ボンドガールの強襲を頭差で抑えてフィニッシュ。初タイトルを獲得だ。

 レース後はビッグレッドファーム明和に放牧へ。9月19日に戻り、入念に乗り込まれている。先週木曜は丹内が手綱を取り、ウッド6F82秒5―36秒9、1F11秒3。3頭併せで2馬身突き放した。そして、今週はポリトラック5F73秒8―42秒3、1F12秒2。輸送を控えて軽めだったが、やはり最先着で好仕上がりをアピールしている。

「勝って賞金を加算できたこともあり、すぐに直行のプラン。帰厩後も順調にきていますよ。もともとあまり課題のない馬なので、いい意味で変わらずなのは何より。前走の内容から二千になってどうかだけど、内回りなので立ち回りのうまさでカバーしてくれても、と期待は持っています」(郷原助手)

 中2週のオークスと違い、ゆったりとした間隔の今回は攻めてきた。重賞ウイナーとして臨む2回目の大舞台は、人気サイドに一泡吹かせるかも。

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