【スプリンターズS】オオバンブルマイ人気馬を倒す
公開日:2024年9月26日 14:00 更新日:2024年9月26日 14:00
前走③着でメドは立った
オオバンブルマイが好ムード。
2歳時には新馬、京王杯2歳Sと連勝して、早々と重賞ウイナーとなった。暮れの朝日杯FSは⑦着だが、3歳春にはアーリントンCで2つ目のタイトルをゲット。NHKマイルCでも③着と上位争いを演じている。
そして、秋には大仕事をやってのけた。豪州に遠征して、①着賞金約5億円のゴールデンイーグルを差し切りだ。
4歳の今春は豪州のドンカスターマイル⑬着、香港のチャンピオンズマイル⑩着と海外遠征で続けて不発。しかし、夏のキーンランドCでは力のあるところを見せた。
初めての千二で、1枠1番スタートから道中は最後方を追走。直線では大外に持ち出し、鋭い脚で伸びてきた。②着エイシンスポッターに鼻差の③着でゴールイン。上がり3Fは33秒2はもちろん、メンバー中で一番速い。発表されない海外競馬は除き、最速だったのは初めてのことである。
吉村師は「血統、体形から適性があると思っていましたが、千二であれだけの脚を使えたのは収穫。今後を見据えたうえで、豊さん(武豊騎手)がうまく乗ってくれました」と話す。
中間は放牧を挟んで調整。9月10日に戻り、順調に乗り込まれてきた。先週はレジェンドが手綱を取り、坂路4F52秒0―11秒9で楽々と先着。今週は馬なりでサッと駆け上がっている。
「先週にしっかり追って、今週は54~55秒くらいの予定。いい動きでしたよ。豊さんも好感触を掴んでくれていると思うし、楽しみにしています」
2回目の千二は前進あるのみ。強敵相手でも突っ込んでくるシーンがあっていい。