【シリウスS】オメガギネスが大和田厩舎に初重賞をもたらすか

公開日:2024年9月26日 14:00 更新日:2024年9月26日 14:00

フェブラリーSでは一番人気

 今週の中京は土曜日にダートのGⅢシリウスSが組まれている。

 ハンデ重賞だけにどの馬にもチャンスはありそうだが、勢いという点なら、オメガギネスが一番だろう。前走・三宮Sの勝ちっぷりがその充実ぶりを物語っている。

 好位のインからレースを進めて4角入り口で外に持ち出されると、直線では独走態勢。終わってみれば、②着以下に7馬身の大差をつけてゴールし、フェブラリーSで1番人気に推されたのはダテではない走りを見せたのだ。

 暑い夏場は休養に充てて、ここを秋の始動戦に定めて8月30日に美浦へ帰厩して調整を開始。

 まずは9月8日の坂路4F58秒2―13秒1で立ち上げ、15日にはウッドで5F70秒9―39秒8、1F12秒6。1週前は併せ馬で5F66秒6―36秒7、1F11秒4をゴール前強めで僚馬に2馬身先着と、徐々に負荷を強める理想的な調教過程を経てきた。

 最終追い切りとなった水曜はウッドで先行馬を目標にリズムのいい走りで追走。少しずつ差を詰めて直線に向くとしびれるような手応えで抜け出して、最後は1馬身半先着した。時計は5F67秒9―38秒1、1F11秒2。しまいは飛ぶような伸び脚を見せた。

「しまい重点で、予定通りの追い切りができました。具合がいいので59キロもこなせると思います。普通に走れば勝負になるのでは」

 見届けた大和田師もいつになく強気の弁。厩舎にとっても悲願の重賞初制覇をもたらすか――。その走りに注目だ。

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