【セントウルS】函館スプリント④着から条件好転 サウザンサニー大駆けムード

公開日:2024年9月5日 14:00 更新日:2024年9月6日 10:42

 サウザンサニーに一発ムードが漂う。

 3歳春に初勝利の直後で臨んだファルコンSで0秒5差③着に善戦。能力の一端は示したが、その後は1勝クラスで足踏みが続いた。

 昨暮れにようやく2勝目を挙げると、そこから2勝クラス↓船橋Sと3連勝でオープン入り。その勢いに乗って挑んだのが、前走の函館スプリントSだ。

 重賞で開幕週の馬場は脚質的にも楽ではないチャレンジ。そんな中、ゴール前は馬混みの中をしぶとく伸びて0秒2差④着だから、悲観する内容ではない。

「小回りの内枠だったし脚質的にもあの形は仕方なかった。それでも、オープンでやれるところを見せてくれたからね」と岩戸師も手応え。その後は放牧でリフレッシュして、ここに目標を定めて調整が進められた。

 1週前は長めから併せ馬でしっかり負荷をかけて6F81秒9―37秒3、1F11秒2の鋭い伸び。直前は単走で馬なりだったが、81秒9―37秒2、1F11秒5を楽にマークしてきた。

「そんなに出すつもりじゃなくても、動いちゃうからね。先週の時点でできているし、これで態勢は整ったかな」と順調な仕上がりをアピール。

 前走はプラス8キロで自己最高体重の526キロ。「滞在の分もあったからね。今回は輸送もあるので、マイナスでいけると思う」なら、さらにパフォーマンスを上げてくる可能性も十分だ。

 中京では前記のファルコンS③着があるように「回りは右でも左でも問題ない」し、小回り函館の開幕週よりも競馬がしやすい。堅実な末脚を武器に重賞初制覇を狙う。

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