【小倉2歳S】タマモティーカップ一発ムード
公開日:2024年8月29日 14:00 更新日:2024年8月30日 11:16
仕上がりの良さならタマモティーカップが一歩リードだ。
新馬V後は短期放牧を挟んで8月6日に帰厩。翌7日には早くも坂路を登坂し、2週前追いとなった15日のCウッドでは楽々と1F11秒3をマークと、乗り込むごとに鋭さを増してきた。
翌週はさらに負荷を強めて、6F83秒9―37秒5、1F11秒1のハイラップ締め。ラスト1Fは2歳馬最速タイの好タイムだ。2歳夏にしてこれほどまでに動けるのは、ポテンシャルの高さに他ならない。
仕上げとなる最終追いは坂路4F53秒1。サッとしまいを伸ばす程度ながら、ラスト2Fを12秒4―12秒3の加速ラップでまとめたあたりは好調の証しだろう。
高橋亮師は「前に馬を置いてリズム重視だったけど、いい動き。仕上がりとしては十分」と前向き。さらに、「新馬の前はピリピリしていたけど、使ったことで落ち着きが出ている。そういう意味では使った上積みがありそう」とも。
デビュー戦は好位3番手でセンスある立ち回りから、上がり最速の脚で差し切った。当時よりワンランク上のデキなら、重賞でも臆する必要はない。決め手を生かせる中京への舞台替わりも大きな追い風。一発があって不思議ない。