中京開催でジンクスを破るか
小倉2歳Sでは枠順の意外な泣き笑いがある。過去10年間の枠順別成績は次の通り。
① ② ③ 外 ③着内率
1枠 1 0 0 11・083
2枠 0 1 2 10・231
3枠 2 0 2 12・250
4枠 2 1 0 13・188
5枠 0 0 3 14・176
6枠 1 1 0 15・118
7枠 1 3 1 17・227
8枠 3 4 2 13・409
トップは8枠で3勝。3、4枠が2勝ずつ。1、6、7枠もそれぞれ1勝を挙げている。
一方、先頭ゴールがないのは2、5枠。このうち、2枠は13年ホウライアキコが最後で、休眠期間は〝まだ〟10年間だ。
対して、5枠は勝ち鞍はおろか、②着もゼロ。最後の勝ち馬は02年メイプルロードまでさかのぼる。その後、③着が6回あるものの、何と21年間も連対馬が出ていない。
もちろん、この間には上位人気で敗れた馬たちもいた。
12年は未勝利→フェニックス賞連勝の5枠9番エーシンセノーテが1番人気に推されながらも④着まで。19年も5枠7番の1番人気カイルアコナが⑤着に敗れている。
他にも06年ストラテジー、17年ヴァイザーが2番人気で⑤、④着。22年もフェニックス賞馬ミカッテヨンデイイが3番人気⑩着といった具合だ。
今年は変則開催により中京で行われる。しかし、過去10年間の中京千二重賞で、5枠はわずか1勝(18年高松宮記念のファインニードル)と全枠の中で最も少ない。全成績も〈14940〉で、連対率・093は6枠に次いでワースト2である。
果たして、ジンクスは破られるのか。