【新潟記念】レッドラディエンス重賞連勝だ
公開日:2024年8月27日 14:00 更新日:2024年8月30日 11:16
心身ともに充実一途
遅れてきた大物レッドラディエンスに注目だ。
前走・七夕賞の勝ちっぷりが、本格化を感じさせるものだった。
レースは前半5F通過が57秒3の超ハイペースに。同馬にとってはデビュー12戦目にして初めて経験する激流だったが、難なく中団8番手でリズムに乗った。このあたりはまさにレースセンスの高さだろう。3角から徐々に進出を開始すると、直線入り口では前を射程圏に。ラスト100メートルで並びかける間もなく抜き去り、後続を2馬身千切ってみせた。
どちらかと言えば“ソツなく走るがワンパンチ足りない”という印象が強かったが、それがどうだ。初の重賞挑戦にもかかわらず、外から豪快に突き抜けたから驚くほかない。別馬のような勝ちっぷりは、本格化を感じさせた。
「小回りコースで難しい展開でしたが、強い内容でしたね。以前のようにテンションが上がらず、精神的に落ち着きが。体質の弱さも解消したことで、しっかり力を出せるようになりました」(友道師)
勝ってますます快調だ。
今月8日からCウッド追いを開始し、順調に追い切りを消化。1週前には7F97秒7―36秒9、1F11秒1の好時計をマークしてきた。仕掛けられての反応は抜群で、推進力のある走りは目を引いた。
見届けたトレーナーは「1週前なのでしっかり負荷をかけましたが、いい動きでしたね」とご満悦だった。
「ここでもいい競馬ができれば、秋は大きいところへと思っています。楽しみですよ」
目下の充実度からすれば、重賞連勝の期待は十分だ。飛躍の秋へつなげる。