【キーンランドC】前走で復活のノロシ プルパレイもう一丁
公開日:2024年8月22日 14:00 更新日:2024年8月22日 14:00
夏は格より勢い――。
キーンランドCでは中1週のUHB賞組がよく馬券に絡んでいる。ここ5年を見ても2019年③着リナーテ、20年①着エイティーンガール、②着ライトオンキュー、21年②着エイティーンガール、23年②着シナモンスティックと5頭が圏内入り。その人気は3人5人2人7人8人と配当妙味も十分だ。
今年、この転戦組の筆頭がプルパレイである。久々だった2走前のしらかばS③着から、中2週で臨んだUHB賞で実に2年5カ月ぶりの美酒を味わった。
今回はさらに中1週だが、北海道の水が合うのか、良化気配すら感じる。というのも、前走は日曜メインの11R。しかし、全休明けの火曜には鞍を付けて運動、水曜は馬場入りを再開したように積極的な調整だからだ。
「傷んだ様子はなく、カイバも食べて回復は早かったです」と山田助手。今週水曜も芝コースで5F68秒2―37秒0、1F11秒3。単走とはいえ、ゴール前はしっかりと追われていた。
手綱を取った佐々木は「最後の反応は良かったし、キッチリと動かしました。函館では併せ馬の相手に乗ったことはあったんですが、当時より馬がピリッとしてきた感じで、生ズルい面は感じませんでした。中1週でも硬さはなく、状態は良さそう。力も通用しそうです」と感触は良好だ。
5走前にパシュファイアーを着用してから、課題の集中力も少しずつ克服して、この札幌の地で復活のノロシを上げた。この勢いに乗って再度の好走に十分、警戒を払っておきたい。