【アイビスSD】ファイアダンサー今度こそ
公開日:2024年7月25日 14:00 更新日:2024年7月25日 14:00
ファイアダンサーが初タイトル獲得を目指す。
これまで千直では勝ち星こそないものの、圏内入りが3回ある。昨年は3勝クラスからの格上挑戦で、春の韋駄天Sは半馬身差の②着、秋のルミエールオータムダッシュも4分の3馬身差の②着。2戦ともに1枠から外に持ち出し、メンバー最速の末脚を使っている。とりわけ後者は追い出しが待たされる場面があり、スムーズだったら差し切っていたかもしれない。
秋の福島でオープン馬となり、今年の春にも韋駄天Sへ。8枠16番から中団で進めて、2番手と逃げ馬で決まった中、4分の3馬身、頭差の③着。上がりは2番目だった。
鈴木慎師は「ようやく外枠が引けたんですけどね。内外の馬場差が大きくて先行争いが起こらず前残りのペースに。よく詰めてはくれたけど、テンから速い馬ではないので、あそこまでが精いっぱいでした」と話す。
レース後は放牧を挟んで、ここを目標に順調に乗り込まれてきた。先週はウッド5F66秒7―36秒9、1F11秒5の好タイムでびっしりと追われて先着。今週は戸崎が手綱を取り、5F67秒9―38秒5、1F12秒1を馬なり。好仕上がりをアピールしている。
昨年も韋駄天S②着後にここを使った。結果は1番人気に推されながら⑱着に敗退。しかし、これも心配はいらない。
「昨年は熱中症で走れませんでしたが、もともとは暑さへの耐性を感じる馬。一過性のものととらえてます。今のところそういった兆候もないですしね。開幕週の速い馬場への対応が鍵だけど、うまく噛み合えばチャンスのある1頭だと思うので大いに期待してます」
待望の先頭ゴールがあっていい。