【七夕賞】レッドラディエンス初重賞獲得へ
公開日:2024年7月2日 14:00 更新日:2024年7月2日 14:00
中間の動きが目立つ
遅れてきた大物レッドラディエンスに注目だ。
オープン初戦となった前走・メトロポリタンSは、好位3番手から運ぶと、ラストは上がり最速となる3F34秒0の末脚をマーク。久々の昇級初戦ながら、正攻法で連対確保だから高く評価していい。
「勝ち馬は強かったですが、いいレースだったと思います。オープンでも通用するところを見せてくれました。立ち回りのうまさはさすが。あのレースぶりなら、重賞でもチャンスはあると思いますよ」(友道師)
トレーナーが色気を持つのも当然だろう。というのも、この中間の動きがいつになく目立っている。
先月5日に帰厩して以降、週2本ペースでCウッド6F追いを消化と、調整はかなり意欲的に映る。特にここ2週が圧巻だ。2週前追いとなった6月20日はラスト1F11秒0をマークなら、先週は坂井を背に6F79秒3―36秒1、1F11秒1! いっぱいに追われてラスト1F11秒6、11秒8だった前走時と比べれば、しまいの切れは一段と鋭さを増している。
全体時計6F79秒3は水曜最速であり、6F80秒切りは自身初でもあった。5歳夏にして自己ベストを大きく更新するのだから、目下絶好調と言っていい。
「1週前はしっかりと負荷をかけました。好タイムで走れて、仕上がりは良さそうですよ。以前はヒザに不安があり、テンションも高かったのですが、その点は解消。調整もしやすくなりました。ええ、成長を感じます」
振り返れば、3走前。日本海Sではドゥレッツァと互角の勝負を演じたようにポテンシャルはGⅠ級。充実期を迎えた今なら、タイトル奪取は濃厚だ。