最後方（右）から併入に持ち込んだ（Ｃ）日刊ゲンダイ

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　サウジアラビア遠征から帰厩後は競馬学校で輸入検疫、放牧先での着地検査を経て６月５日に帰厩した。中間はコース、坂路の併用で、強弱をつけながら週２本ペースで乗り込みを消化。調整は急ピッチで進んでいる。

　１週前はウッドで５Ｆ６９秒４―３８秒２。１Ｆは１１秒９で、やや追われてモタついていたが、直前は３頭併せで６Ｆ８３秒４―３８秒５、１Ｆ１１秒６を馬なりで併入。最後方追走から前進気勢も十分に見せ、ラストも内から力強い脚さばきを見せていた。好仕上がりだ。

〇…見届けた鹿戸師は「体はそう変わらずにきているよ。このひと追いで態勢は整うんじゃないかな。札幌２歳Ｓを勝っているし、同じ小回りの福島千八で持ち味の先行力を生かしたいね。うまく折り合って運べれば巻き返せると思う」と。