【ラジオNIKKEI賞】ミナデオロ重賞もゲット

公開日:2024年6月25日 14:00 更新日:2024年6月25日 14:00

好走の要因はシェイプアップ

 成長著しいミナデオロに注目だ。

 初勝利直後の前走、白百合Sは好スタートからハナを奪うと、上がり3Fを11秒7―10秒8―11秒2=33秒7でまとめて逃げ切り勝ち。未勝利卒業に6戦を要した馬とは思えない鮮やかな勝ちっぷりで、ひと皮むけた印象を受けた。

 連続好走の要因は馬体重にある。508キロだった新馬戦から、前走は自身最低となる486キロでの出走。馬体減はマイナス要因に思えるが、同馬に関して言えば大きなプラス。重めだった体がシェイプアップされ、馬体がフィットしてきたことが好走につながっている。

「道中でゆったり運べたことでタメが利いたとはいえ、いい勝ち方だったよね。代謝が良くなったことで体もいい感じに絞れている。それに伴って、体をしっかり動かせるようになった。ラスト2Fの10秒8はポテンシャルがないと出せない数字で、ここで後ろを離せたのが成長を感じる。うん、いい内容だったと思うよ」(田代助手)

 前走後はすぐさまここを目標に定め、調整が進められてきた。短期放牧から帰厩すると1週前には西塚を背に芝コースで6F80秒8―35秒6、1F11秒7の好時計を楽々とマーク。道中の折り合いは抜群で、追えばまだまだ伸びそうな余韻を感じる好調教を披露した。ますます快調の判断でいい。

 連勝した2戦はいずれも京都外回りコースでのもの。直線が長いコースから、小回りの福島コースに替わるのは大きな追い風となる。さらに先行馬有利の開幕週。まさに、おあつらえ向きの舞台設定だ。

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