21年種付け頭数２２３頭

【現役時代成績】

　10戦７勝②着１回。18年最優秀ダートホース

●主な勝ち鞍　チャンピオンズＣ（18年ＧⅠ千八百㍍ダ）、全日本２歳優駿（17年ＪｐｎⅠ千六百㍍ダ）、ジャパンダートダービー（18年ＪｐｎⅠ二千㍍ダ）、マイルチャンピオンシップ南部杯（18年ＪｐｎⅠ千六百㍍ダ）、ユニコーンＳ（18年ＧⅢ千六百㍍ダ）

母系次第では芝をこなす馬が出る可能性も

　今年の新種牡馬で最多の種付け頭数を集めたのがルヴァンスレーヴだ。

　芝馬を抑えてダートを主戦場にしていた馬がトップに立ったことは驚きだが、これもダート３冠が設立されるなど、地方との交流レースが以前に増して整備され、海外も含めダート路線の選択肢が広がってきたことも大きいのだろう。

　そういう意味でもルヴァンスレーヴは２歳時に全日本２歳優駿を制し、３歳時にはＧⅠ級を３勝。３歳限定戦だけなく、秋には南部杯、チャンピオンズＣで古馬を負かしている点も評価できる。ダート３冠路線とマッチする戦績だ。

　血統は父がシンボリクリスエスで、母がダートで４勝のマエストラーレ。近親には20年の最優秀ダートホースんｐチュウワウィザードもいる砂のエリート母系。基本はダートのマイル～中距離を得意とする産駒が多くなりそうだが、父シンボリクリスエス×母の父ネオユニヴァースなら、母系次第で芝をこなす馬も十分出てくるか。

　自身は故障もあり３歳以降は勝ち星がなかったが、成長力あるロベルト系だけに、産駒は古馬になって息の長い活躍をする可能性が高い。