【フローラS】アドマイヤベル1週前に好時計、今週はリズム重視と理想的な攻め過程

公開日:2024年4月17日 14:00 更新日:2024年4月17日 14:00

 新馬戦快勝後、1勝クラスの百日草特別③着↓フリージア賞②着と惜敗続きだが、いずれも負けたのは骨っぽい牡馬だ。百日草特別を勝ったのは先週の皐月賞でも④着と健闘したアーバンシックで、フリージア賞で首差の接戦だったのは青葉賞でも有力視されるマーシャルポイント。相手が悪かったと言えよう。

 陣営は牝馬限定戦で仕切り直しを目指し、短期放牧を挟んでこのレースをチョイス。丹念に乗り込んで仕上げてきた。

 1週前はレースでも騎乗予定の横山武を背にウッドで5F66秒2―36秒6、1F11秒4。併せた古馬に2馬身先着した。見届けた加藤征師は「動きは素晴らしかったね。実戦でもこのぐらい反応してくれれば最高」と合格ジャッジを与えていた。

 もう態勢は整っていると見たのだろう、今週はウッド単走で5F69秒6―40秒0、1F12秒6。時計は平凡だが、鞍上との呼吸はぴったりでリズム感は抜群。フットワークも弾むようで気配は申し分ない。

〇…「やればいくらでも出るけど、牝馬だからもういらないよ。落ち着いていい感じだったんじゃないかな」と加藤征師は動きに満足げな表情を浮かべた。デキは文句なしのようで「毎回レースでしまいは33秒台の脚を使える信頼性がある。今度は牝馬同士だし、いいところじゃない」と期待を隠さない口ぶりだ。

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