阪神で行われたダートのＧⅢアンタレスＳを制したのは５番人気のミッキーヌチバナ。中団追走から直線は外に出すと、先に抜け出した３番人気のスレイマンをゴール前で差し切って重賞初制覇を決めた。

　鞍上の太宰は２０１６年の平安Ｓ以来、実に約８年ぶりとなる重賞勝ちとなった。

　ミッキーは前走の東海Ｓが重賞初挑戦。⑦着に敗れたものの、直線で追い出しを待たされるシーンがあってのもの。道中の追走がスムーズだった今回はきっちり力を出し切れたということ。

　加えて、阪神の千八はこれで１１戦して４勝②着１回③着５回となり、馬券圏を外したのは１度だけ。その１回も⑤着だからコースの鬼といっていいくらい。得意舞台だったことも大きい。

　その阪神開催も先週で終了。今後はスタンドのリフレッシュ工事のため来年春まで当地での競馬開催は休止に。それだけに今後は他の競馬場でも同じようなパフォーマンスを発揮できるかが課題となってくるか。