【ドバイワールドカップデー】馬券発売の4レース、ブックメーカーの人気はこうなっている

公開日:2024年3月28日 14:00 更新日:2024年3月28日 14:00

 今回、馬券が発売されるGⅠは4レース。さて、その人気はどうなっているのか。ブックメーカーのウィリアムヒル社のオッズを見てみよう。

 メインのドバイワールドCは1番人気が日本のウシュバテソーロで3・5倍。4倍でデルマソトガケが続いている。

 3番人気は異色の経歴を持つカビールカーンという馬だ。米国生まれながらカザフスタンでデビューし、ロシアを経て現在はUAE所属。前走は当地の前哨戦であるGⅠアルマクトゥームチャレンジを楽勝。通算11戦10勝の大物だ。

 続く4番人気が米国のセニョールバスカドールだ。前走のサウジCでわずかにウシュバテソーロをかわした馬である。ただ、今回は二千メートル。GⅠばかりとはいえ⑤④⑦着だから、前走から1Fの延長が鍵になる。

 ドバイシーマクラシックは10倍以下がリバティアイランド、オーギュストロダン、スターズオンアース、エミリーアップジョンと4頭。

 オーギュストロダンは時として不可解な敗戦もある馬だが、現在は愛チャンピオンS、BCターフとGⅠ連勝中のディープインパクト産駒。日本馬にとって最大の敵といえる。

 エミリーアップジョンは昨年、休み明けで英GⅠコロネーションCに勝利。ただ、ここは昨年7月の“キングジョージ”以来、8カ月ぶりとなるのがどうか。

 それらに隠れて15倍くらいの人気薄なのが仏国のジュンコ。昨年の香港ヴァーズの勝ち馬だ。3月に地元シャンティイで条件戦②着からの参戦。使った強みを生かすか。

 ドバイターフはドウデュースが1番人気で、このレースを3連覇しているロードノースが3番人気。では、2番人気はというと、地元UAEのメジャードタイム。現在、GⅡアルラシディヤ、GⅠジェベルハッタとこの路線で連勝している。ドバイでナンバーワンのアップルビー師が送る、日本馬への刺客といえる。

 最も混戦なのが1番人気でも6倍のドバイゴールデンシャヒーンだ。

 日本馬では前走のリヤドダートスプリントを制したリメイクが1番人気タイで、園田から参戦するイグナイターも9倍と上位。ただ、米国から参戦で連覇を狙うシベリウス、昨年のBCスプリントで③着のナカトミもかなり強力だ。日本からはフェブラリーSでハナを切ったドンフランキーも参戦する。先行激化で面白い一戦となるのは間違いない。

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