今週デビューのジョッキーは3代目、父が公営のトップ、競馬一家、障害専門とさまざま

公開日:2024年2月29日 14:00 更新日:2024年2月29日 17:40

去る人がいれば新しい人も

 別記のカレンダーの影響で、今年は調教師の勇退と新人ジョッキーのデビューが重なる珍しい年になる。今年は8人がここからジョッキー人生をスタートさせる。

 美浦は石神深道(いしがみ・ふかみち=和田郎厩舎)、大江原比呂(おおえはら・ひろ=武市厩舎)、坂口智康(さかぐち・ともやす=フリー)、長浜鴻緒(ながはま・こお=根本厩舎)、栗東は柴田裕一郎(しばた・ゆういちろう=中竹厩舎)、高杉吏麒(たかすぎ・りき=藤岡厩舎)、橋木太希(はしき・たいき=西園正厩舎)、吉村誠之助(よしむら・せいのすけ=清水久厩舎)だ。

 この中で父がジョッキーというのは石神、吉村だ。石神の父はオジュウチョウサンでおなじみの石神深一。なお、名前の1文字目「深」までが同じため、今後、馬柱の表記は父が石神深、新人は石神道となる。

 なお、石神深の父である石神富士雄さんも元ジョッキーだから、あの横山家に次ぐ、親子3代でのJRAジョッキーとなる。

 吉村の父は園田の現役ジョッキー・吉村智洋。22年は349勝、昨年は335勝で2年連続、全国トップに輝いた超一流だ。どこまで偉大な父に迫れるか。

 大江原は祖父が障害の名ジョッキーで、昨年、調教師を勇退した大江原哲。近親に競馬関係者がズラリという競馬一家の出身だ。

 異色なのは坂口で、史上初となる調教助手からのジョッキー転身、障害専門免許となる。また、栗東の調教師と全くの同姓同名というのも珍しい。

 なお、石神道、大江原比、長浜の初陣は土曜の中山1R。いきなりの新人対決となる。

 関西の新人は土曜小倉デビューで、橋木は1R、高杉、吉村は2R、柴田裕は3Rで、障害の坂口は日曜小倉4Rでデビューする。

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