新居の生ネタ直送便

【新居の土曜競馬コラム・クロッカスS】

公開日:2024年1月26日 17:00 更新日:2024年1月26日 17:13

【東京10R・クロッカスS】 紅一点のエリカカリーナに◎。

 ここまで2戦して③①着。前走の勝ち時計、東京千四1分21秒7は上々だったし、その内容が秀逸だった。

 スタートを決めて、最初のコーナーまではスムーズだったが、その入り口で挟まれて位置取りが下がるロスが。その後もスイッチが入ってしまったのか、所々で頭を上げる若さを見せた。

 だが、直線に入ってからが圧巻だった。反応鋭く狭いスペースをスッと割って抜け出すと、アッという間に後続を突き放す。レースの上がり3Fが11秒5―11秒5―11秒4と加速していくラップで、自身も最後2Fは坂を上がりながらも推定11秒1―11秒4をノーステッキでマークするのだから、この脚の速さは特筆すべきものだろう。

「一息入れて、ガラリ一変しました。2週続けて乗った(戸崎)圭太も“折り合いがついて余裕を持って走っている。ひと皮むけてきた”と満足そう。自信を持っていました」と宮田師。

 この先の大舞台=GⅠをも見据える素質馬だけに、ここも通過点といきたい。

新居哲の予想買い目を見る

1月27日(土)東京競馬場

関連レース

新居哲

新居哲

 馬とは関係のない家庭環境で育った。ただ、母親がゲンダイの愛読者で馬柱は身近な存在に。ナリタブライアンの3冠から本格的にのめり込み、学生時代は競馬場、牧場巡りをしていたら、いつしか本職となっていました。
 現場デビューは2000年。若駒の時は取材相手に「おまえが来ると負けるから帰れ!」と怒られながら、勝負の世界でもまれてきました。
 途中、半ば強制的に放牧に出され、05年プロ野球の巨人、06年サッカードイツW杯を現地で取材。07年に再入厩してきました。
 国枝、木村厩舎などを担当。気が付けば、もう中堅の域で、レースなら4角手前くらいでしょうか。その分、少しずつ人の輪も広がってきたのを実感します。
「馬を見て、関係者に聞いてレースを振り返る」をモットーに最後の直線で見せ場をつくり、いいモノをお届けできればと思います。

著者詳細、記事一覧へ

最新記事一覧

  • アクセスランキング
  • 週間