今週土曜の京都12Rが3歳未勝利戦なのはなぜか

公開日:2024年1月18日 14:00 更新日:2024年1月18日 14:00

 今週の土曜京都は非常に珍しい番組構成となっている。12Rにナント、3歳未勝利戦が組まれているのだ。

 ダービーデーは目黒記念が最終レースで、ジャパンCの日はそれ自体が12Rに組まれるといった例外はあるが、通常は12Rは1勝クラス、もしくは2勝クラスが大半。だが、この日だけは3歳未勝利戦となった。

 理由は西日だ。

 この1回京都開催の12Rはすべて芝。場所によっては強く日が差すため、ダートでは反射がきつくなり、ジョッキーにとって危険。そのため、安全確保を理由にダートで12Rを組むことを避けているのだ。京都最終のダート戦が行われるのは2月3日が最初である。

 ただ、なぜこの日は未勝利戦なのか。それは同時に小倉が行われていることに加え、他に適当な番組がないからか。

 この週の京都で1、2勝クラスの芝の平場は2鞍だけ。ひとつは日曜12Rの2勝クラス、千四。もう1鞍は日曜7Rの1勝クラス、二千二百メートル。芝の1、2勝クラスの番組が小倉で多く組まれ、京都は2鞍のみ。ただ、1勝クラスの二千二百メートルは少頭数の可能性が大きく、多頭数が確実な未勝利戦をここに組んだものと思われる。

 ちなみに、12Rが3歳未勝利戦だったのは01年10月21日の新潟以来。これは秋のいわゆる第3場開催でのもので、中央場所となると86年9月21日の中山以来、実に38年ぶりのことになる。

最新記事一覧

  • アクセスランキング
  • 週間