【東海S】ヴィクティファルス魅力たっぷり
公開日:2024年1月16日 14:00 更新日:2024年1月16日 14:00
初ダートの前走を快勝
ダート界の新星誕生となるか。ヴィクティファルスに注目だ。
前走の太秦Sは初ダートながらインパクト大のパフォーマンスだった。
道中はキックバックを嫌がる素振りを一切見せず、7番手のインで虎視眈々。勝負どころでは馬群の外、外を回って4角2番手に浮上すると、直線では逃げ馬を楽々とパス。その後も最後まで脚色は衰えず、後続の追い上げを尻目に押し切って見せた。
前半5F通過は60秒5だから、かなりタフな展開だ。それを外を回っての完封だから、0秒2差以上に強い競馬。池添学師はこう振り返る。
「内でしっかり我慢が利いていましたし、ラストは芝のような反応を見せてくれましたね。抜け出すのが速すぎたかなとも思いましたが、よくしのいでくれました。ダート適性は高いですね」
その後は放牧でリフレッシュして、同舞台であるここを目標に調整されてきた。12月22日の帰厩から坂路でじっくり下地をつくると、1週前にはCウッドでしっかり負荷をかけられて6F82秒3―36秒8をマーク。ラストは軽く仕掛けられた程度ながら、1F11秒7でまとめる好調教だ。
「予定通りの時計で、動きも良かった。去勢の効果で、精神的に落ち着いて調整ができているのはいい兆候です。前走時も具合がかなり良かったのですが、今回も遜色ないデキ。当日輸送でも減る馬なので、引き続きの京都コースもプラス材料ですよ」
前走の勝ちっぷりなら重賞でも当然、期待が膨らむ。一気のタイトル奪取でGⅠに殴り込みをかける。