木津突撃馬券

【木津の日曜競馬コラム・フェアリーS】

公開日:2024年1月6日 17:00 更新日:2024年1月6日 17:00

中間も順調

 美浦の加藤征厩舎はコンスタントに勝ち星を重ねる厩舎のひとつです。

 1年間を通して稼働しだした03年以降、25勝を下回ったのは12年の1度(それでも22勝)だけ。毎年のように30勝前後を挙げている“常勝厩舎”です。

 その原動力のひとつに師の現場スタッフに対する心遣いがある…

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1月7日(日)中山競馬場

木津信之

「ベガはベガでもホクトベガ!」
 93年エリザベス女王杯でホクトベガが①着でゴールに飛び込んだ瞬間の実況です。当時、浪人生でフラフラしていた自分にとっては衝撃的であり、今でも予想の根底に根付いています。
 ベガはバリバリの良血馬で鞍上が武豊。牝馬3冠にリーチをかけていました。対して、ホクトベガは父がダート血統でベテランの加藤和を配したいぶし銀のコンビ。春2冠でベガに大きく後塵を拝したホクトベガに勝ち目はなさそうでしたが、見事にリベンジ。この“逆転劇”こそが競馬の醍醐味ではないでしょうか。
 かつて作家の寺山修司氏は「競馬が人生の比喩なのではない、人生が競馬の比喩なのである」と評したそう。馬も人も生きている間はいつかの大逆転を狙っています。雑草でもエリートを超えるチャンスはあるはずと、きょうもトレセンを奔走しています。

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