【京都2歳S】そろそろこのレースから大物が出てほしい 資格ありは凱旋門賞馬の全弟シンエンペラーか

公開日:2023年11月23日 14:00 更新日:2023年11月23日 14:00

 京都2歳Sは90年に芝千八のオープン特別として創設(当時のレース名は京都3歳S)。93年の勝ち馬は3冠馬ナリタブライアン、01年には朝日杯3歳Sも制した、のちのダート最強馬アドマイヤドンが名を連ねている。

 02年からは二千㍍に。その年の勝ち馬エイシンチャンプは朝日杯フューチュリティS、弥生賞と連勝。09年のヴィクトワールピサは皐月賞を制して、11年には当時オールウェザーだったドバイワールドCに勝利。東日本大震災直後の日本に、喜びと感動を与えた。

 12年の勝ち馬はエピファネイアで、菊花賞とジャパンC勝ち。かつては〝出世レース〟のひとつだったが……。

 14年から重賞に昇格。するとなぜか、このレースの勝ち馬はその後、苦戦している。

 14年の勝ち馬ベルラップ、17年のグレイル、18年クラージュグリエ、19年マイラプソディ、21年ジャスティンロックはこのレース以降、先頭ゴールを切ることなく引退。現役で昨年の勝ち馬グリューネグリーンもその後、7戦してオープン特別の④着が最高だ。

 重賞を勝ったのは15年のドレッドノータスが19年に京都大賞典を11番人気で大駆け。17年カデナが翌年の弥生賞。20年の小倉大賞典を、20年のワンダフルタウンが翌年の青葉賞を制したのみ。多くの馬が伸び悩み、またパタリとGⅠ馬が出ないレースになってしまった。

 近年は特に1週前の東スポ杯2歳Sに好メンバーが揃うケースが多い。関西馬にとっては東京を早めに経験させられるし、しかも21年からはGⅡに昇格したため、賞金が増加した。そのシワ寄せが来ている感じもしないでもない。

 今年、最も注目されるのはシンエンペラーか。東京千八を1分48秒1で新馬勝ち。今回は中2週になるが、鞍上にはモレイラを配してきた。

 凱旋門賞馬ドットサスの全弟という日本にいるのが不思議なくらいの良血馬。ここからさらに羽ばたいていきたいところだ。

 他にも札幌2歳Sで②③着のパワーホール、ギャンブルルーム(別に特集記事を掲載)。アイビーSで②着の4億円馬ホウオウプロサンゲらが注目される。この中に将来のGⅠ馬はいるだろうか。

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