【マイルCS】セリフォスは史上7頭目の連覇なるか
公開日:2023年11月13日 14:00 更新日:2023年11月13日 14:00
ソングライン不在でも好メンバー揃い
今週は京都で秋のマイル王決定戦、GⅠマイルCSが行われる。登録は別掲の16頭。春にヴィクトリアマイル、安田記念とマイルGⅠ2勝を挙げたソングラインが米国遠征したため、不在なのは残念だが、それでもGⅠ馬は4頭と、現時点でトップクラスといえるマイラーが顔をそろえた。
主役は昨年の覇者セリフォス。その昨年は大外一気の差し切りでGⅠ初制覇。今年はドバイターフ⑤着、安田記念②着と勝ち鞍こそないものの、内容は悪くない。1週前追い切りではCウッドで1F10秒7と切れのある動きを披露。20、21年のグランアレグリア以来、史上7頭目の連覇を狙う。
シュネルマイスターは21年のNHKマイルCの勝ち馬。マイルCSには前2年出走して②⑤着である。その2年は阪神での開催だったが今年は本来の京都。春に同じ舞台のマイラーズCで強い勝ち方を見せたから、舞台替わりはプラス。今年こそ頂点を取りたい。
新興勢力ではエルトンバローズに注目。今年の4月に未勝利を勝ったばかりだが、そこから4連勝。重賞でもラジオNIKKEI賞勝ちに、秋初戦の毎日王冠ではソングライン、シュネルマイスターを負かした。この勢いは侮れず、5連勝でGⅠ制覇なるか。
ほかにも久々のマイル参戦となる昨年②着のダノンザキッドに、京成杯オータムHで59キロを背負って勝ち切ったソウルラッシュ、富士Sを制したナミュールなど、前哨戦の勝ち馬も初のGⅠ取りを狙う。