【天皇賞・秋】ダノンベルーガ念願のGⅠ取り

公開日:2023年10月26日 14:00 更新日:2023年10月26日 17:26

ポテンシャルは同期のライバルに負けていない

 ダノンベルーガが念願の初ビッグタイトルを目指す。

 これまでGⅠで5戦して昨年の天皇賞・秋の0秒2差③着など、銀、銅メダルが1回ずつ。なかなか先頭ゴールを果たせていない。

 それでも、3歳時のダービーでは今回も対戦するイクイノックス、ドウデュースを抑えて1番人気に推されていたほど。ポテンシャルの高さは折り紙付きだ。

「今までは噛み合ってなくて、能力を出せてないのかなという印象が強いです。世代トップクラスだと思うし、世代をまたいでももちろんやっていける馬。成績と能力がリンクしていなくて、もっと走ってもいい馬だと思ってます」(堀師)

 今年は初戦のドバイターフで3連覇を飾ったロードノースの4分の3馬身差②着に善戦。その後は夏場に札幌記念④着をたたいて、ここにターゲットを定めてきた。

 前走後はいったんノーザンF早来に放牧に出して9月27日に帰厩。新装された坂路とウッドを併用して、丹念に乗り込みが進められている。

 1週前にはウッドで5F64秒9―35秒8の好時計をマーク。古馬3勝クラスを相手に1F11秒2で2馬身先着と、順調な仕上がりをアピールしていた。

「反応が良くなってスムーズにしまいに速いラップを出せました。札幌記念の1週前に比べれば格段の差で、動きもシャープで息もいいです」

 今週水曜はモレイラを背にヒシイグアスとの併せ馬で、追走して外に併せて併入の5F65秒4―36秒8。力強いフットワークで体もムダ肉なく仕上がっている。

 未完の大器が同期のライバルを倒して、GⅠ馬の仲間入りを狙う。

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