【天皇賞・秋】ジャックドール展開を味方に
公開日:2023年10月24日 14:00 更新日:2023年10月24日 14:00
「近走の中でも一番いい状態だと思う」(藤岡師)
ジャックドールが好ムード。
3歳秋から4歳春にかけて5連勝で金鯱賞を制して、重賞ウイナーに駆け上がった。続く大阪杯は⑤着に敗れたが、札幌記念で2つ目のタイトルを獲得。天皇賞・秋④着、香港カップ⑦着でこの年を終えている。
5歳の今年はぶっつけで大阪杯に参戦し、見事に逃げ切ってGⅠウイナーに輝いた。初めてのマイルだった安田記念は2番手から見せ場をつくったものの、切れ味のある馬に差されて⑤着まで。連覇を目指した札幌記念は[4][5][3]から⑥着と1番人気に応えることができなかった。
藤岡師は「前走は雨の影響で特殊な馬場になったからね。でも、ダメージが残らなかったのは幸いだった」と話す。
レース後は吉澤ステーブルWESTに放牧へ。9月26日に戻り、すこぶる順調に乗り込まれている。2週前には坂路4F51秒7―11秒9の好時計をマーク。先週水曜は再コンビの藤岡佑が手綱を取り、Cウッド6F81秒1―35秒6、1F11秒1で1馬身先着した。
「1週前はしっかりとやりたかったし、予定通りの追い切りができた。動きもイメージ通り。馬場が重たい割によく動いていた。近走の中でも一番いい状態だと思う」
④着だった昨年はパンサラッサが大逃げを打って、ジャックは4番手から進めた。その展開でも直線でしぶとく脚を使い、イクイノックスに0秒3差だった。
「今回は同型があまりいないみたい。自分のリズムで先行するいつもの競馬をして、どんな結果が出るか。十分チャンスはあると思っています」
強力な後輩たちに一泡吹かせれるか。