【菊花賞】ドゥレッツァ一気に頂点へ

公開日:2023年10月19日 14:00 更新日:2023年10月19日 14:23

「ここは大きなチャレンジ」ルメール騎手

 今年の菊花賞はメンバーレベルが非常に高い。もちろん、関東馬ドゥレッツァもその一頭に数えられる。

 昨秋に東京で初勝利。そこで②着だったのは京都新聞杯、神戸新聞杯と2つのGⅡを制したサトノグランツである。

 今年はセントポーリア賞から始動するはずが、枠順発表前に(右前肢跛行のため)取り消し。それでも、立て直して快進撃が続く。

 春の中山で行われた山吹賞は上がり3F33秒9で差し切った。古馬混合になった直後のホンコンジョッキークラブTでは出遅れをカバーして年長馬を一蹴。そして、日本海Sも1番人気に応えてあっさりクリア。4連勝でオープン入りを果たしている。

 尾関師は「春シーズンはなかなか順調にいかなかったので、もっと早く上で戦えれば良かったんですけどね。ま、頓挫してじっくり成長できたかなとも。2走前も前走もすごい脚で伸びてくれたし、能力を感じます」と振り返った。

 これらのパフォーマンスが認められ、ルメールを確保して最後の1冠にチャレンジすることに。放牧を挟み、調教再開後の10月5日にウッドで6F82秒7―37秒6、1F11秒7。1週前には5F65秒6―37秒1、1F11秒6をマークした。

 最終追い切りはルメールを背に6F81秒9―36秒3、1F11秒4。物凄い推進力を披露して鞍上もにっこり。

「動きもいいし、状態は良さそうです。4連勝してるけど、今回はGⅠレベル。皐月賞を勝った馬もいて、ダービー馬もいますから。ここは大きなチャレンジですね。頑張ります」

 アッと言わせるシーンがあるか。

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