サヴォーナ神戸新聞杯②着はフロック視できない
サヴォーナ A
神戸新聞杯は10番人気で②着。それがフロックではないと思わせるほど中間の気配がいい。先週はCウッドの併走追いで3馬身先着。そして今週は坂路で4F51秒8、ラスト2F24秒6―12秒1。余力たっぷりにこの時計をマークしてきた。脚力が光る攻め内容で、馬体の張り、ツヤも十分。非常に高いデキをキープしている。中竹師は「1週前にはCウッドで初めて併せ馬を。ラストはいっぱいになりましたが、いい負荷がかかったと思います。けさは追い切る前から柔軟性やハリがあって、水っぽさも抜けていた。坂路の動きも良かったですし、完全な状態で出走できます」と。
サトノグランツ A
神戸新聞杯を制覇後は在厩調整。友道厩舎らしく丹念に乗り込まれて、先週は6F84秒8―37秒0、ラスト1Fは11秒1の鋭さで併走追いを消化していた。今週はもうやる必要もなく、坂路4F52秒7、ラスト2F25秒0―12秒3を馬なり。それでも落ち着きがあるうえに、適度な気合乗りで気性面は理想的。なおかつ、時計以上に素軽さを感じるフットワークも光った。本番へ向けて心身ともに満点と感じる。
ファントムシーフB
ダービー以来の神戸新聞杯で③着。中間も順調そのもので、とりわけ先週のCウッドではラスト1F11秒1と強烈な脚を見せていた。今週はゴール前で軽く仕掛けた程度でも、ラストの伸びは先週同様に推進力たっぷりのフットワークで、1F11秒9にもなった。全体時計は4F54秒4。馬体も締まってつくりも申し分なし。これが本番仕様といった仕上げである。梛木助手は「けさは55秒くらいでしまいを伸ばして。動きは良く、迫力もありました。ここ2戦は上がり勝負でしたが、武さんも3回目。走りに注文がつかず、操縦性の良さがあるので、そこを生かしてくれると思います」。