【秋華賞】牝馬3冠を狙うリバティアイランド 2週前からケタ違いの脚さばき
公開日:2023年9月28日 14:00 更新日:2023年9月28日 14:00
けさ、秋華賞で牝馬3冠を狙うリバティアイランドが、2週前追い切りを行った。
秋の帰厩は9月12日。18日の坂路で初時計となる4F56秒4を出し、3日後の21日木曜には54秒4―12秒4。順調な立ち上げをみせてきた。
2週前となるけさは、帰厩後で初のCウッドでの単走。向正面から16秒3─16秒1とゆったりと駆け、リラックスした入りが印象的だったが、直線は手綱が動かないままで2F12秒6─11秒6をマークした。特に、凄さを感じたのは残り1Fを切ってから。ギアが一気に上がったが、四肢がしっかりと動きつつも背中の上下動がなく、ぶれないまま。素晴らしい脚の回転力で入線した。体幹の強さを表すような切れっ切れの動きであり、これを追わずの馬なりで可能とするから、さすが春2冠馬だ。古馬勢でも滅多にお目にかかれない超抜の動き。全体時計は6F89秒1だが、数字には表れない鋭さがあった。
「帰厩時で500㌔を超えて少し余裕が見られたところも締まってくるでしょう。精神面で落ち着いた雰囲気にあることからもいい夏を過ごせたように思います」とは福永助手。
確かに、春よりも全体的にボリューム感が増して確実に筋力アップした〝お嬢さん〟。すでに3冠へ視界良好といっていい。