【オールカマー】ローシャムパーク伸びやかな加速で1F11秒5

公開日:2023年9月21日 14:00 更新日:2023年9月21日 14:00

 函館記念を制して勢いに乗るローシャムパークが素晴らしい動きを披露した。

 けさはウッドでパーカッション(2勝クラス)を追走する形で、直線は手が動く相手を横目に余裕綽々の半馬身先着。伸びやかな加速で5F65秒7―37秒0、1F11秒5をマークした。騎乗した上野(レースはルメール)は「整える程度だけど、弱くしないように負荷をかけつつ。ゴール板を過ぎてからもしっかり走れていました」と好感触を伝えた。

 巻き返しを目指すタイトルホルダーは今週から復帰する横山和を背にウッドで5F66秒4―37秒6、1F11秒5。前に馬を置く形でリズム良く運び、いつものように回転の速いフットワークで駆け抜けた。「手前の替え方とかは完調時と比べてまだだけど、力みなく上手に走れていました。この馬のパフォーマンスを出せる状態」と栗田徹師は合格点ジャッジだ。

 栗東ではジェラルディーナが軽快な走り。1週前まで単走追いで、当週併走追いは最近のパターンだ。道中は先行し、団野が1F標でハミをかけ直す程度のアクションを見せると、反応速度も上々でひと伸び。6F84秒4―37秒4、1F11秒8で首差先着した。斉藤崇師は「きょうは並んでもらって気持ちを乗せてフィニッシュする形。よく動いていたし、これで問題ないでしょう」。

 坂路ではエヒトが4F52秒7、ラスト2F25秒0―12秒5。先週が50秒8で、今週月曜に1F11秒7と中間の調整は中身が濃い。馬なりでも軽快さは◎。高いレベルのデキにある。

 騎乗した今井助手は「いいですね。前走を勝ったあとも反動、疲れがなかったんです。むしろ、上がってきているくらいなので、オーバーワークにならないようにけさは馬なりで。いい状態で出せますよ」。

 安田記念④着以来のガイアフォースは先月下旬から坂路で丹念に乗り込まれて仕上げは進んだ。そのため、けさは息を整える程度の微調整で4F55秒2だが、ラスト1Fは馬なりで12秒0をマーク。活発さを感じさせる脚さばきで、馬体も仕上がってきている。

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