【ローズS】「秋華賞でチャンスがあるかも」 ルメール=ブレイディヴェーグがリバティアイランドの牝馬3冠阻止を示唆!?
公開日:2023年9月13日 14:00 更新日:2023年9月13日 14:00
けさの栗東トレセンは、ローズS組が続々と追い切った。
その中で衝撃的なコメントを出したのが、滞在して調整する関東馬ブレイディヴェーグのルメールだ。追い切りを終え、こう言った。
「凄くいい競馬をしたら、もしかしたら、秋華賞でチャンスがあるかも」
今年の3歳牝馬路線のレベルはご存知の通り、絶対的女王がいる。阪神ジュベナイルF、桜花賞、オークスとGⅠ3連勝中。史上17頭目の2冠牝馬リバティアイランドだ。
圧倒的なポテンシャル差で勝ち進み、オークスでは6馬身差。当時の②着がハーパーで手綱はルメールだった。目の前でドンドンと着差を広げるかなたの勝ち馬の実力を知りながらも、このコメントが出るということは、調教での感触がそれだけ素晴らしくいいということだろう。鞍上に詳しく聞いた。
「状態はバッチリです」(ルメール)
──追い切りの動きは?
ルメール「心身ともに良く、瞬発力がありました。最後までいい脚を使えましたね。馬は順調。状態はバッチリです。(追い切り後の)息も大きくなっていなかった。状態は凄くいいと思います。栗東で右回りで追い切りましたが(初の右回りも)心配していません」
──2月、2戦目以来の騎乗。成長点は?
「体がビルドアップして、大人になりましたね。前走もスタートは出遅れましたが、すぐにいいポジションを取れて、道中もずっと楽でした。離して勝ちましたし、楽勝でしたからね」
──セールスポイントは?
「凄くいいフットワークをする馬。速いスピードを維持できますし、府中でもずっと伸び続けたので阪神でも。いい競馬を期待しています」
こう話して冒頭のひと言となった。
ルメールのGⅠ牝馬といえば、ソウルスターリングにディアドラ。アーモンドアイ、グランアレグリア、ラッキーライラックにスターズオンアース。ケタ違いの馬たちばかりだ。その背を知る名手から〝逆転1冠〟まで感じさせるブレイディヴェーグは、トライアルでどんなパフォーマンスを見せるのだろう。秋華賞トライアル第2弾は、この馬から目が離せない。