【セントライト記念】ソールオリエンス好発進

公開日:2023年9月12日 14:00 更新日:2023年9月12日 14:00

ケイコの動きも馬体も変わった

 ソールオリエンスが始動する。

 今春のクラシックでは主役を張った。デビュー2戦目の年明けの京成杯で重賞ウイナーの仲間入り。4角では外に膨れながら、豪快に伸びて差し切った。

 それから、ぶっつけで皐月賞へ。後方で進めて4角ではやはり外に膨れる場面があった。それでも、最後は目の覚めるような末脚で先頭ゴールを決めている。

 ダービーは1・8倍の1番人気に推された。今度は先行勢を見るところで運んだ。直線ではいい脚を使ったものの、残り1Fで先頭に立ったタスティエーラに首差②着の惜敗だった。

 雪辱に向けて、夏場は山元トレセンでリフレッシュ。8月22日に戻り、すこぶる順調に乗り込まれている。

 2週前にはウッドで3頭併せを消化。先週は横山武が手綱を取り、このレースに出走する僚馬キングズレインを含める3頭併せ。6F80秒5―37秒1、1F11秒3で最先着を果たした。

 手塚師は「1週前はゴールを過ぎてからも追って、しっかりと負荷をかけた。さすがに息が荒かったけど、これで良くなると思う。右回りでは京成杯、皐月賞と4角で逆手前に。でも、追い切りではそんなところがなかったし、ジョッキーも“トモのバランスが良くなった”と言ってくれた」と話す。

 ケイコの動きだけではない。馬体面も変わってきた。

「夏を順調に過ごして、体重は変わらないけど、つくべきところに筋肉がついて、大きく見せている。成長を感じるよ」

 もちろん、秋も主役。一段と向上した姿で登場して好発進を決め、決戦の舞台に向かいたい。

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