不在のうちにルメールに並ばれたが、それでもおいしかった川田の韓国遠征
公開日:2023年9月11日 14:00 更新日:2023年9月11日 14:00
日曜は韓国でも国際重賞が行われた。GⅢコリアスプリント(ダート千二)にバスラットレオンとリメイク、GⅢコリアC(ダート千八)にはクラウンプライドとグロリアムンディの4頭が参戦した。
スプリントはリメイクが持ったままで抜け出して②着に4馬身差の完勝で、バスラットレオンが③着。カップもハナに立ったクラウンプライドが直線はノーステッキで後続を離す一方。②着にはグロリアムンディが入線と日本馬が力の違いを見せつける結果に。
特にスプリント、カップと連勝になった川田にはいい遠征となったか。
リメイクはこれが重賞3勝目。クラウンも3歳春のUAEダービー以来となる久々の重賞Vと、ともに秋GⅠへ向けていいステップレースになったのはもちろん、実は韓国国際競走の2レースの賞金が今年から大幅に増額されたのだ。
カップの総賞金額は約1億6000万円(①着賞金は約8800万円)と前年から60%アップ。スプリントも約1億4000万円(①着賞金は約7700万円)で40%もアップしたのだ。
日本でいえば“スーパーGⅡ”の札幌記念(①着賞金7000万円)を1日で2勝したようなものか。
秋競馬開幕週をお隣の国で迎えて不在の間にルメールが6勝。リーディング争いでは107勝で並ばれたが、収穫が大きかったのは川田の方だったかもしれない。