今週はいよいよ真夏の大一番、ＧⅡ札幌記念。

　スーパーＧⅡらしく、ＧⅠ馬３頭を含む１５頭の精鋭が登録してきた。

　やはり注目は昨年の覇者ジャックドール。同型に譲り、道中は４番手を追走。抜群の手応えで４コーナーを回って、粘るパンサラッサをゴール手前で差し切った。今春には大阪杯を逃げ切り、中距離戦線ではトップクラスの力の持ち主。貫禄の走りで、連覇達成となるか。

　強敵となるのが２１年のダービー馬シャフリヤールだ。昨年はドバイシーマクラシック勝ち、秋にはジャパンＣで０秒１差②着と実績を残した。今年は連覇がかかったドバイで⑤着に善戦。ここは秋のＧⅠに向けて仕切り直しの一戦だ。

　ウインマリリンは昨年③着。良発表でも、回復途上のタフな馬場で最後までしぶとく脚を伸ばしていた。昨冬の香港ヴァーズでは大外をぶん回しての豪快な勝ちっぷり。見事にＧⅠ馬の仲間入りを果たした。実力を伴って、リベンジに燃える。

　他にも金鯱賞勝ちプログノーシス、中山記念２勝のヒシイグアスらＧⅡ常連組に加え、中山金杯を勝ったラーグルフ、チャレンジＣ勝ちソーヴァリアント、ドバイターフ②着のダノンベルーガらがスタンバイしている。