【小倉記念】関東馬ククナ栗東の環境にも順応

公開日:2023年8月9日 14:00 更新日:2023年8月9日 14:00

岩田望も好感触

 七夕賞②着のククナは前走後、ノーザンファーム天栄へ放牧に出されて美浦へ。そして4日に栗東入り。6日に坂路で時計を出して今週は斉藤崇厩舎の2勝馬マッハモンルードとの併せ馬で6F82秒0―37秒3、1F11秒7。最後は1馬身遅れだったが、これは無理しなかったから。環境の変化にも順応して雰囲気は悪くない。手綱を取った岩田望は「けさは先行馬を見ながら無理をせず疲れを残さないような調整で、手応えに余裕がありましたからね。乗りやすいですし、ポジションを取れるタイプ。悪い馬場にも対応できそう」と。

格上挑戦のマーメイドSで④着と善戦したゴールドエクリプスはミニ放牧を挟んで中間は坂路で1F11秒台を連発。今週も動きは◎だ。Cウッドの単走で、6F83秒2―36秒5。ラスト1Fは10秒9にも。朝イチの薄暗い中でも毛ヅヤの良さが見てとれ、まさに絶好調といったところか。格下の牝馬でも侮れない。

 カレンルシェルブルはCウッドの3頭併走で外に半馬身先着、中には1馬身半遅れたが、手応えにはまだまだ余裕があった。自身は6F84秒5―37秒9、11秒7なら及第点だろう。馬っぷりは変わらずいいだけに、七夕賞⑨着からの反攻を期待したい。

 スタッドリーはCウッドへ入って6F87秒4―39秒7、1F11秒8。僚馬をコーナーで差を詰めて、最後は内から並びかけて余力十分の併入フィニッシュだった。中間は栗東と函館の往復もあったが、力強い走りで仕上がりは問題ない。

 ワンダフルタウンは坂路4F53秒4、ラスト2F24秒4―12秒2。併走相手に遅れはしたが、しっかりとやれたのが何よりで、先週にもCウッドで負荷をかけている。元気の良さがあり、悪い意味のC評価ではない。

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