【安田記念】ジャックドールGⅠ連勝へ
公開日:2023年5月30日 14:00 更新日:2023年5月30日 14:00
「マイルの適性は感じます」(藤岡師)
ジャックドールが中距離界に続いて、マイル界制覇に乗り出す。
デビューから一貫して二千に出走してきた。3歳秋~4歳春には5連勝で金鯱賞を制して、重賞ウイナーに。しかし、初GⅠ挑戦の大阪杯は⑤着に敗れてしまった。夏の札幌記念を勝ったが、天皇賞・秋は④着、香港カップは⑦着……。
この嫌な流れもすぐに吹き飛ばした。今年は間隔が詰まっていた前年の敗退を糧に、ぶっつけで大阪杯に臨んだ。これが大正解。スターズオンアースの追撃を鼻差で振り切り、ビッグタイトルを手にしている。
続いて、初めての千六となるここへ。藤岡師に意気込みを聞いた。
◇ ◇ ◇
――中間はどのように。
藤岡師 「吉澤ステーブルWESTに放牧。4月25日に戻り、順調に乗り込んでますよ。2週前にはある程度出すつもりでやって、坂路4F50秒2の自己ベスト。それでもいっぱいではなかったし、さすがの動きでした。大阪杯を使っていることで体もできてます」
――1週前追い切りはCウッド6F80秒7―35秒6、1F11秒1で半馬身先着しました。
「1週前なのでコースでやりました。ある程度、負荷をかけて時計も出た。追いついてから抜く時の脚はさすがでしたね。ここ2週は助手が乗ったので、当該週はジョッキーで調整します」
――今回は千六です。
「血統面、体形、走りを見ても、マイルの適性は感じます。もともと合うと思っていましたが、二千のGⅠを勝ちたかった。今回はタイミング的にもいいでしょう」
――期待が持てますね。
「自分のペースで行ければ、最後までスピードを持続できる馬ですからね。本来はスタートのいい馬だし、そこらを生かしたいです」