【オークス】川田ついに巡り合ったベストパートナー

公開日:2023年5月22日 14:00 更新日:2023年5月22日 14:00

 リバティアイランドの背中にはいつも川田の姿がある。デビュー戦から手綱を取り、阪神ジュベナイルF、桜花賞に続いてGⅠ3勝目。2冠を達成した。

 川田自身はこれでJRAGⅠ23勝をマーク。興味深いのはその内訳だ。初めて勝ったのが08年皐月賞=キャプテントゥーレだが、同じ馬で複数勝利はリバティアイランド以外にファインニードル(18年高松宮記念、同年スプリンターズS)しかいない。

 マカヒキ(16年日本ダービー)やハープスター(14年桜花賞)といったお手馬でも1勝止まり。他にも3冠牝馬ジェンティルドンナ(12年オークス)、GⅠ6勝のモーリス(15年安田記念)といった名馬にも騎乗経験があった。しかし、ジェンティルドンナといえば岩田康、モーリスはムーアのイメージも強い。

 もちろん大舞台での勝負強さは存分に見せていたものの、名コンビと呼べるインパクトまでは残せなかった。それでも、きのうの勝利でようやく自身の代表馬に巡り合えたか。

 昨年は初の年間リーディングを獲得し、今年もリーディングを快走中。さらにはウシュバテソーロでドバイワールドCを勝ち、地方交流重賞もすでに6勝と充実したシーズンを過ごしている。

 今後もますます目が離せない。

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