①着ソングライン（戸崎騎手）　２週前から調教に乗せていただいて、追うごとに調子が上がっているということを感じられて良かったなと。１週前には集中力も増してきていい雰囲気になっていました。きょうは返し馬も乗りやすかったので、それだけ集中していたんだと思います。スタートしてからの１歩目は気をつけていました。もう少し前めのポジションにつけたかったので、作戦とは違いました。それでも終始、手応えはありましたし、内の悪いところを通ってもバランスを崩すことなく走れました。あとは馬を信じるだけ。ソダシとスターズオンアースを見ながら直線に向いてしっかり伸びてくれましたし、最後は“出てくれた”と思いました。（昨年の）安田記念もいいパフォーマンス。この条件は合っていますね。

②着ソダシ（レーン騎手）　外からいいスタートが切れて、いいポジションが取れました。ペースは遅めも折り合えたし、手応え良く運べました。理想的なレースでしたよ。直線ではルメール（スターズオンアース）を押さえて勝てると思ったんですが、内からＧⅠ馬にやられてしまいましたね。力は出し切れたんで、その点には満足してますが、結果だけが残念です。

③着スターズオンアース（ルメール騎手）　きょうはゲートを出してポジションを取る競馬を。道中はソダシをフォローして行きました。直線はこの馬も反応してくれたけど、上位２頭とはマイルでの瞬発力の差が出ましたね。最後はジリジリになってしまいました。①②着はマイルのスペシャリスト。こっちは二千以上の方がいいですね。

④着ディヴィーナ（Ｍ・デムーロ騎手）　初めて乗せてもらったけど、いいリズムで走れました。勝負どころから外を回る形になった分、最後は甘くなったけど、前を捕まえに行く時の勢いは良かったですよ。小柄ですが能力のある馬です。

⑤着サウンドビバーチェ（松山騎手）　スタートを決めてリズム良く競馬ができました。ただ、馬場が渋って走りづらそうでしたね。

⑥着ロータスランド（辻野調教師）　逃げることは、鞍上の頭の中にあったんだと思います。きつくないペースで行けたし、直線で追ってからの反応も良かったですね。力は出し切ってくれました。

⑦着ナミュール（横山武騎手）　不完全燃焼です。東京千六という舞台は良かったし、体も増えて前走よりデキも上がってました。強い相手にどれだけやれるか期待していたんですが、向正面であんな不利を食らっては、いくら走る馬でも走れません。落馬しなくてよかったです。残念です。

⑧着ナムラクレア（浜中騎手）　直前に降った雨の影響がありましたね。それに東京千六という舞台も、条件戦ならまだしも、ＧⅠレベルでは、この馬向きではなかったと思います。状態面でも前走が目いっぱいの仕上げだっただけに、それ以上とはいかなかったです。