【京王杯SC】ダノンスコーピオン反撃態勢
公開日:2023年5月11日 14:00 更新日:2023年5月11日 14:00
ダノンスコーピオンが巻き返しを狙う。
昨春はアーリントンC、NHKマイルCと続けて差し切ってGⅠウイナーに輝いた。夏場は充電に充てて、秋は初戦の富士Sこそ首、首差の③着と上位争いを演じたが、マイルCSは⑪着に敗れてしまった。暮れの香港マイルも⑥着と結果を出せず、帰国後は放牧に出されてじっくりと立て直されることに。
3月21日に帰厩し、坂路で入念に乗り込まれている。2週前には4F51秒4―11秒8の好時計。先週も52秒8―11秒9を出すと、今週は54秒4―12秒0で駆け上がった。
「十分にリフレッシュされた感じですね。動きもいい。アーリントンCを勝ってるけど、NHKマイルCを見ても、左回りの方がいいですね。スムーズで走りのバランスがいい。ここ2走は右回りもあったかな。距離は短くなるけど、新たな面を出せれば」(安田助手)
“絶対王者”ロードカナロア、“短距離女王”カレンチャンなど幾多の名馬を育てた安田隆師は来年2月いっぱいで定年となる。ラストイヤーにもGⅠ取りといきたいところ。カナロア産駒が前哨戦を制して、堂々と安田記念に向かいたい。